AquesTalk-KM
「AquesTalk-KM」は小型IoT機器向けの省リソースの日本語テキスト音声合成ミドルウェアです。
ローエンドのマイコンでも、漢字仮名混じりのテキストからの音声合成が可能です。
特徴
- 外付けRAM不要
-
処理に必要なRAMが21KBと少ないため、マイコン内蔵のRAMで動作します。
また、このRAM領域は音声合成終了後は他の機能で使用可能な設計になっています。 - 小さいコードサイズ
- 業界最小のコード・データサイズにより、デバイスのROM領域を圧迫しません。
- 少ないCPU負荷
- Cortex-M0から動作しますので、電池駆動など省電力を重視するデバイスにもお使いいただけます。
- OS不要
- ファイルシステム、ヒープ、STL、例外などを使用していないため、OS無しのデバイスにも簡単に導入可能です。
- 用途に応じた3つの辞書サイズ
- 辞書データは外付けのSPIフラッシュやSDカードメモリに配置します。 主に地名等の固有名詞の語彙数が異なる3サイズの辞書を用意しました。 用途やデバイスリソースによって選択できます。
仕様
製品名 | AquesTalk-KM |
CPU | Cortex-M0相当以上 |
処理量 | 8 DMIPS |
コードサイズ | 70KB |
RAMサイズ | 21KB |
辞書サイズ | 2MB/3MB/7MB(約10/17/38万語) SPIフラッシュや SDカードなどの外付けメモリに配置 |
OS | 不要 |
エンジン | AqKanji2Koe-M + AquesTalk pico |
入力データ形式 | 漢字かな混じり文テキスト(UTF8/UTF16) |
音声出力 | 8KHz/10KHzサンプリング 16bitPCM |
声種 | 女声4種/男声1種/ロボ声2種から選択 |
関数I/F | C関数呼び出し |
その他 | ヒープ、STL、例外、浮動小数点コプロセッサは不要 |
- 数値はCortex-M0での実測値です。CPUアーキテクチャにより多少変動します。
- ROMサイズに余裕がある場合は、規則合成エンジンにAquesTalk10も選択可能です。
カスタム製品
AquesTalk-KMは、お客様の環境にあわせて都度ライブラリをビルドして提供するカスタム製品です。
音声合成エンジンの組み合わせの変更を含め各種カスタマイズに柔軟に対応いたします。
ライセンス費用等についてはお問い合わせください。
なお、下記製品にAquesTalk-KMミドルウェアが組み込まれています。
製品名 | 説明 |
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AquesTalk ESP32 | Espressif Systems製ESP32用の音声合成ライブラリ(.a形式) |